じっとして!!落ち着きのない子どもたちへの対応方法

お悩み

こんにちは~!!(*´▽`*)

発達障害や知的障害を専門として大阪で活動している まりこ です!☆

今日も分かりやすく取り入れやすい子育てのヒントを発信します!!

さて、第3回となる今回の記事では、お困りの保護者の方も多い

落ち着きのない子どもたちへの関わり方について、お話していきます。

対応方法について語っていく前に、まずはなぜ子どもたちがじっと落ち着くことができないのかというところに目を向けて考えていきたいと思います。

0.原因を捉える

何に対する対処でも言えることですが、適切にアプローチするために、まずは子どもたちが落ち着きがない原因を正確にとらえる必要があります。

それではさっそく原因についての解説にうつっていきます。

 ①動き足りない

原因として考えられることの一つ目としては、

動き足りない、体力がありあまっていること があげられます。

私自身もそのタイプなのですが、1日中デスクワークを強いられると、なんだかつまらなくて、体を動かしたくなってしまいます。

みなさんもそういった気持ちにかられた経験があるのではないでしょうか?
特に子どもたちは普段から学校等で座っていること、じっとしていることを強いられていることが非常に多いです。
その中で、動きたい!!と本能的に思うのは当然のことですよね。

じっとしている時間が長いことで落ち着かない、動きたくなってしまうという子どもが一定数いるので、これが一つの要因となっていることが考えられます。

 ②気持ちの不安定さ

次に原因として考えられることは 気持ちの不安定さ があります。

普段と違うことがあって、どうしても落ち着けない場面って時々ありませんか?

例えば、
遠足の前日に高揚して眠れない。
舞台の本番前にそわそわしてしまう。
初めて行った場所でどのように振舞ったらよいかわからない。
などの場面が挙げられます。

そういった普段と違うシチュエーションでは、

なぜかじっとしていられず、必要以上にトイレに行ったり、場所を前もって確認したりと何かと落ち着かないことがあると思います。

子どもたちに何か心配事があることで、そわそわしていたりと落ち着きがなくなっている可能性も充分に考えられます。

 ③好奇心が旺盛

3つ目の要因としては、好奇心が旺盛であること が考えられます。

子どもたちが好奇心旺盛であることは、周知の事実ですよね。

これは大人には理解しがたい部分もあるかと思いますが、子どもならではの良いところでもあります。

大前提に子どもたちが知らないことはこの世に溢れかえっているので、新しいことに触れる機会は必然的に多くなります。

初めて見た乗り物や動物を追いかけて走ったり、面白そうな遊具を見つけて近づくことは、子どもの中では日常であり、普通なのです。


考えてみれば、大人になってからも初めて見るものにはキラキラと目を輝かせますし、美術館などに行くと、あれやこれやと歩き回って、忙しなく見学することと思います。
そんな風に捉えると、あっちこっちを見て気にしたり走りまわってしまうことも当然のことように思えてきますよね。

本記事ですべての要因について網羅することはできませんので、一例として考えていただけると幸いです。

さて、原因について考えたところで、本題の具体的な改善策について考えていきましょう。

1.定期的に運動する機会をつくる

一番取り入れやすい解決方法として、運動する機会をつくること が挙げられます。
ここで重要なのは、定期的に というところです。
1日で一気に体を動かすのではなく、週に2回以上、継続的に運動できる機会を作ります。
運動 ときくと、スポーツをイメージされることが多いですが、子どもの場合は、公園で鬼ごっこやドッチボールをすることでも充分な運動といえますので、ハードルは低いと考えてください。

昨今の子どもたちは、コロナ禍の影響も大きく、お家でゲームをして過ごす等、運動不足になりがちです。
運動をすることは、体力や運動機能の向上に役立つだけでなく、ストレスや有り余った体力の発散にも効果的です。

これによって、自宅等ではゆっくり過ごすようになったりと、必要以上に動き回る頻度を減らすことを目指していきます。

2.リラックスできる場所をつくる

これはどんな人にも言えると思いますが、外出先では気を張っていたり、人やルールに合わせたりすることで、心身ともに疲弊していることがあります。

また極度の緊張状態で、全身が強張っている子どもたちに出会うことも少なくありません。

そこでおすすめなのが、リラックスできる場所を故意的につくる ことです。

例えば、トイレなどの狭くて自分だけの空間って心が落ち着いたりしませんか?

私自身も広いところよりも狭いところのほうが落ち着くと感じることがあります。

段ボールハウステントなど、誰にも邪魔されない1人で落ち着ける小さな空間を自宅に設けることが具体例として挙げられます。

なかなか難しいかもしれませんが、極論どんなに不格好でも子どもが気に入った空間であればいいのです。

ただ重要なことは、休む場所であると認識することです。

もちろん布団を敷いてお昼寝するのもいいですし、絵本をゆっくり読み聞かせてあげるのもいいでしょう。

そうしてここはゆっくりするところだよと覚えてもらいます。

また筋緊張が激しいお子さんの場合は、ハンモックや大きなビーズクッションなどがおすすめです。
この2つは体重を受け止めてくれる特徴があるので、体のどこにも力をいれずに休むことができます。

また脱力する練習にもつながりますね。

3.安心できる決まった持ち物をつくる



最後に、

安心できる決まった持ち物をつくる ことをご紹介させてください。

皆さんは昔から変わらず使っているものってありますか??
ぬいぐるみやタオルなど、子どもの頃に使っていたものでなぜか手放せないものってあると思うんです。


私は好きなパジャマがあって、未だにそればかりを着ていたりします。
古いので捨てた方が…と思うのですが、
慣れ親しんでいるので、なかなか捨てられず…
着てみると、何がいいというわけでもないのですが、なんとなく気持ちが落ち着くんですよね。

大人でいう勝負服もこの類になります。
この時はこれ!あの時はあれ!

となんとなく決めていることって誰にでも少なからず存在します。

そうした決まったハンカチや小さいぬいぐるみを持参することで、気持ちを落ち着かせたり、安心感を得るきっかけになります。


また、スクイーズなどの感触の面白いおもちゃもおすすめグッズの一つです。
かなり衝動性の強い子と電車に乗った際、スクイーズを握って過ごすことで、うろうろすることなく30分近くじっと座ることができた実体験もあります。

このように工夫していただくだけで子どもたちの行動は変化していきます。

それはわずかな変化かもしれませんし、合わないこともあるかと思います。

そんなときは無理をせず、その子自身の特性だと受け止めて、ゆったりと過ごすことも必要なのかもしれないですね。

今回の記事はここまでとなります。

個別の子育て相談もお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください!!

この記事が少しでも皆さんの困りごとのヒントになっていますように(^^♪

それでは、今日も一日笑顔で頑張っていきましょう!!

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